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Bassistの備忘録

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椅子のクッション

最近、座って弾くときは低めの椅子で両足を床に置くようになった。 ButtCradle は左足が右足よりも高い位置に置くことを前提にデザインされているので中のクッションを作ってみた。 


ソファーを修理するときに使うクッションを購入。 厚さも色々あるので必要な高さに応じて選ぶことができる。 そして、座面をあてて円を描く。
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ノコギリの刃だけでも一応切れるが、酷いことになってしまった・・・
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これは結構厚さがあります。 しかし、切断面がボロボロ。
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カバーをかければ出来上がり。
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最近みつけたのですが、このように既に丸く切られたものも売っています。
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硬くて座高の高い椅子に座っていると血液の循環が悪くなり尻や足の付け根、腿などが痛い。 このようなクッションは血液の循環にもよく、長時間座っていても疲れない。 座っていると適度な傾斜がつくのでいい感じです。
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by basshidejp | 2012-02-27 09:08 | 楽器

小指とビブラート

メールでローポジションでの小指とビブラートについての質問を受けた。 そのとき書いた回答を記録しておこうと思う。 ブログの方が写真などを織り交ぜることができるので説明しやすいですね。 質問内容は、「ローポジションでの小指が弱くビブラートが上手くかからない。 いわゆるちりめんになってしまう。 何か良い練習方法はありますか?」ということでした。




【 小指 】
僕も小指には苦労しています。 このデイリーエクササイズにある、Bille Style というやつをゆっくりから初めてできるだけ速く弾けるよう練習してみてください。 そのときの注意事項です。

1、小指を基準にしたウエイトのかけ方

小指を他の指に合わせるのではなく、他の指を小指に合わせる。 そうすると、全部の指にかけるウエイトのバランスが取れてきます。 あとは、毎日の練習で徐々に全体の底上げをするのがよいとおもいます。


2、腕(肘)と指の関係
2指のとき: 腕はネックに対して垂直、又は少しぶら下がった状態にする。 これを基本としニュートラルな状態と考える。 指先から肘まで真っ直ぐなパイプが通った感覚を意識する。
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1指のとき: 腕が2指のニュートラルな状態より下方へ。 
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4指のとき: 腕を2指のときより上方へ持ってくることによって、弱い4指にウエイトがのる。
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【 ビブラート 】
スウィングビブラート : ローリングビブラート = 8 : 2 位というのが僕の理想です。 要するにスウィングビブラートの割合が大きいということです。

スウィングビブラート (Swing Vibrato)
缶ジュースを左手に持って振る、シェイクする様な動き。 大胸筋後背筋を使ってシェイクする。 実際は上腕二頭筋上腕三頭筋を使っていますが、より大きな部分である大胸筋後背筋を意識すると上手くいくようです。
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ローリングビブラート (Rolling Vibrato)
この練習もしてみてください。 この動きも、実際は上腕二頭筋上腕三頭筋を使いますが、より大きな部分である大胸筋後背筋も意識してみてください。  そして、指先の丸みを意識して指先の丸みに沿った動きがローリングビブラートです。
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ビブラートはこのデイリーエクササイズにあるVibrato とOne Finger Scale を使って練習してみてください。 左親指や左手に力が入り過ぎるとビブラートがかかり辛いです。 リラックスした左手が大切になってきますが、左親指がカウンターポイントの役目を果たすので、親指がネックから離れないよう注意してください。 指先から肘にかけて一本の真っ直ぐなパイプが通った感覚も大切です。 左手首がふにゃふにゃで動いてしまうと、大胸筋後背筋からの動きが指先へ上手く伝わりません。 大きな部分からの動きを無駄なく有効に指先へ伝えることが大切になってきます。 後はSwing とRolling の動きをどの割合で配合するかが問題になってきます。 最終的に左腕が Momentum を感じられるといいですね。 
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by basshidejp | 2012-02-22 09:22 | 奏法

再製松脂

アメリカでは有名なベース専門店のオーナーと一緒に仕事をする機会があった。彼のショップはアメリカ中西部にあります。そのとき聞いた再製松脂の話が面白かった。それは古くなって石のようにカチカチになった松脂を鍋に入れて溶かして再製することです。なんでも、色々な種類を適当に鍋に入れて溶かしてみたら、中々興味深い松脂ができたということでした。我が家には古くて石みたいになった松脂がけっこうあるので自分でもやってみた。(笑) 自分は物を捨てられず溜め込むタイプみたいです・・・


石のように硬くなった古松脂・・・ 
今回はカールソン、ポップス、コルスティーンのベースとチェロを使用。
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鍋に入れて溶かす。 ポイントは弱火です!
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よく混ぜる。
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古いポップスの容器に流し込んでみた。
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冷めて固まったら出来上がり。
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本当に興味深い松脂ができました。結構いいかも。(笑) 市販の松脂に不満の方は試してみる価値ありかもです。とりあえずは古くて使い物にならない松脂で試すのがベターかとおもいます。調合はお好みで!(笑)

注意: 鍋を使用する場合は家の人に断ってからにしましょう。我が家の鍋は松脂がこびりついて落ちませんでした。箸共々再起不能です。orz カミさんには、「新しいのは 買 わ な い よ 」と言われてしまいました・・・  缶詰の空き缶などをよく洗ってから使用するのはどうでしょうか?使用後は捨てちゃえばいいわけですからね。  
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by basshidejp | 2012-02-12 00:00 | 楽器

トーク 62 : Bow Momentum

コメント欄でトーク62についての話題が出たので記録しておこうと思います。 ”bow momentum” このように説明している人は他にいるのでしょうか? 僕にとって初めて聞いた表現です。 きっと、自分ならbow preparation とか言ってしまうかな・・・汗

ここでの momentum には、師匠の訳、”動いているエネルギー”、 ”動的なエネルギー” というのがぴったりですね。 これほど核心をついた訳は無いのではないでしょうか。 音楽には言葉では説明できないエネルギーのようなものが満ちています。 そういったものも含めてこの訳は成立すると思います。 






ここで説明する bow momentum は音が出る前の弓の動きについて。 最初の音の種類、性格、キャラクターによって momentum が変わってきます。

0:19]ここからサンサーンスのチェロ協奏曲の出だしを使ったデモ。 この場合は大きな momentum が必要になる。 野球でバッターがスウィングして球を捉えることに例えています。 球を捉える瞬間が音の出る瞬間ですね。 ここでの momentum はバットが球を捉えるまでの動きです。
0:48]動きは円を描くように one motion (ワンモーション、ひとつの動き) で決して止まってはいけない。 
1:00]どのようなストロークでもそうなのですが、腕と弓の軌道は少し遠くへ持っていってから戻ってくる感じになる。 きれいな円を描く感じで弦にのせる。

1:20]ここからは静かな出だしについて。 白鳥でのデモ。 弓を弦においてからのスタートは音が死んでしまうため不可能に近い。 サンサーンスの協奏曲のときと同じ様な動きになるが、描く円は小さく穏やかにそしてゆっくりと。 大切なのは決して止まらないこと。 

1:58]アップボウでのデモ。 アップでも同じで、音が出る前に動きが止まることはありません。 右腕に注目してください。 常に動いています。 


常に bow momentum を意識することは、事前にどのような音を出したいのか確信し、音の出だしから一定した弓のスピードを保つのに役立つ。 なんといっても comfortable であるということです。 
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by basshidejp | 2012-02-11 01:09 | 奏法

Talk 57: シフト#2 鞭(ムチ)

以前 Talk56 のシフトについて書きましたが、今回はその続きで左腕の動きについてです。
”Whip Shift” と説明しています。 
Whip は鞭(ムチ)ですね。 鞭のような動き。
個人的にシフトは、ティム先生のレッスンを受けるようになって最初に注意されたものの一つでした。 
ときにシフトは音楽的によいスパイスになります。
難しいですね。 




Talk56では、半音と全音のような小さなシフトについてでした。
シフトは decision(決心) → visualize(視覚化) → execution(実行) ということでしたね。 
特に視覚化することが大切です。

0:24]シフトの間隔が大きくなるにつれてある要素が大切になってきます。 フィンケルさんはそれを”Whip Shift" (鞭のようなシフト)と呼んでいます。

0:30]鞭の動きは元の方から動き始め最後に先の方が動きます。 

これは弓の返しの動きにも共通するものがあります。
体の大きな部分から動き始め、最後に体の小さな部分が動く。

シフトの場合は左指先が最後に動くということですね。

1:03]ここからは4度のシフトでのデモ。 
まずは視覚化。 そして体の大きな部分から動き始める。
先に腕が動き、最後に遅れて指が動き出す。
これがWhip Shiftです。

このような動きの良いところは momentum(弾みをつける)、 direction(方向性)、 visualize(視覚化)、 certainty(必然性)というものが得られること。 とにかく音が良い。

腕が指よりも先に動くのを意識すること。
穏やかな鞭のような動きは二つのポジションの間での自信を得るのにも役立つ。
幅の狭いシフトから徐々に練習していくと良い。
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by basshidejp | 2012-02-08 01:53 | 奏法

ウィバルディー 四季

お客さんが録画しちゃったのがアップされてたので・・・   
2010年、フロリダのキーウエストにて。






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by basshidejp | 2012-02-07 11:07 | 室内楽

弓を張る

デイビッド・フィンケルさんもこのシリーズのビデオで”弓をしっかり張る”ことについて何度も力説していますが、このTalk90もその中のひとつです。


なぜ弓をしっかり張ること(tighter bow)はゆるく張る(looser bow)よりも良いのかを説明しています。
Talk 87、88、89、では弓を3つに区切り弓元、弓中、弓先、それぞれの特性と有効なストロークなどについて説明していますが、それぞれの部分での性能を上げるためにもtighter bowは有効でるということです。





1)、[0:24]からはtighter bowが如何に大きな音を出すのに有効であるか説明しています。 

[0:34]先ずはlooser bowでメーターを使った実験。 
同じスピードでカウント8、弓元へ向かってクレッシェンドすると、弓元での音が潰れたようになり、きれいに発音しない。 

[1:05]一方tighter bowでは弓元での音量も増し音もきれいだ。

テンションの高い弓は重さや圧力を弦に伝えることがより可能になり、駒の近くを弾くことが容易で大きな音を出すことができる。





2)、[1:38]tighter bowはlooser bowよりも弦を素早く反応させることができる。 tighter bowは弦を瞬時に掴んで(grab)、とらえる(engage)といっています。 

[2:00]からはバスルームのドアを使っての実験です。 ドアの取っ手を弦に見立てています。 そして、一輪の白いバラ花はlooser bow。 バラ花の茎でドアの取っ手を引っ張ると、ドアが動き出すまでにかなりの時間差があります。 体が動いてからドアが動くまでのタイムラグ(Time lag)ですね。 遅れます。 

[2:43]からは硬いペンをつかっての実験です。 体が動くのと同時にドアも動きます。 もちろん弓の毛はペンほどは硬くなりませんが、張ることによってある程度は硬くすることはできます。 






3)、[3:06]実際にチェロを使ってのデモ。 consistencyがキーワードです。 (チェロ上)D線でのスピッカートはA線よりも発音するのが難しいそうですが、弓を張ることによって密度の濃い一定した音になる。

[3:39]からは弓を緩めての演奏。 一つおき位に上手く発音せず犬の吠え声に似た感じの音になってしまう。 
以上のような理由で、tighter bowはよりクリアーに音を発することができる。





4)、[3:54]ここからは少し複雑になりますが、tighter bowによるもう一つのよい側面は弓元、弓中、弓先、での性能の向上についてです。 弓を張らない状態でも、弓元と弓先はスティック  フロッグとティップ(ヘッド)からの距離が短いためある程度は安定しています。 言い換えると、弓を張ったときに一番違いが出るのが弓中であるということです。 
写真のように弓を張ると弓元と弓先の安定したクオリティーの高い領域が弓の中心へ向かって拡張されていきます。 
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4:47]からは実際にチェロ弾いて、弓元や弓先で有効なストロークが’弓中でも可能になることを実践しています。
4:49]弓を張ることによって、弓元で有効なストロークが弓中でも可能な例。
4:58]looser bowでのデモ。 弓中では跳ねすぎて上手く行かない。
5:35]弓先で有効なストロークが弓中でも可能な例。
6:34]張ってない弓。
6:39]真っ直ぐではないがそれに近いくらい張った弓。



弓をしっかり張ることにより、弓のどの部分でもクオリティーの高い音や様々なストロークが可能になる。 可能性が広がる。 とにかく音がよい。
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by basshidejp | 2012-02-02 01:39 | 奏法